リチャード・プリンス(1949年生まれ)のこの新しいアーティストブックは、ニューヨークの42丁目とタイムズスクエアの劇場、グラインドハウス、バーやレストランで過ごした「タイムライフ」時代に制作された、めったに見ることのできない作品群を再訪したものである。1981年に発表された「The Counterfeit Memory」と題された紹介エッセイの中で、作家はオーリンズ劇場に迷い込んだときのことをこう書いている。"目の前にあるものが反転し、透明になり、演出され、生産されるとき、人のアイデンティティは簡単に変わってしまうようだ。"
初期のポートレイトを含む作品の中で、プリンスは、"ジークムント・フロイトとしてのモンゴメリー・クリフト "や "ジョージ・リーブス 彼自身としての彼 "のような精巧に描かれたドローイングとともに、宣伝用のヘッドショット、ゴシップ欄、ナイトクラブの広告、ポルノ映画の儚い写真的セレブリティをとらえている。The Entertainers』の最後を飾るエッセイ "The Lone Ranger "の中で、こう述べている。"私は3位を目指すと思う......1位はヒーローのために残しておこう"。
Fulton Ryder / 152ページ / ハードカバー / 284 x 220 mm / 9798985236828 / 2023年
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