本書は、リチャード・タトルの版画作品を1970年代から2013年までの制作を通して紹介する作品集。
木版、リトグラフ、エッチング、アクアチントなど、約300点の作品を収録し、タトルが版画という媒体を通して試みてきた素材や形、色、偶然性への探究をたどることができる。2014年にボウディン大学美術館で開催された回顧展に合わせて刊行され、タトル自身によるテキストのほか、クリス・デルコンらによる論考も収録されている。平面作品にとどまらないタトルの思考や制作の広がりを知るうえでも興味深い一冊である。
JRP|EDITIONS / 144ページ / ハードカバー / 275 x 265 mm / 9783037643655 / 2014年