ロクシー・ペインは、アメリカ出身のアーティスト。産業と自然、制御と混沌、形態と理論といった様々な対立をコンセプチュアルに表現する。全作品に一貫して見られるのは、人物像が明らかに欠如しているにもかかわらず、人間の関与が感じられる点である。
本書は、彼の「ジオラマ」シリーズを初めて詳細に考察した1冊。1990年代に構想されたものの、2012年に始動するまで具体化されなかったこのシリーズは、19世紀の近代的スペクタクル形態であるジオラマを21世紀に向けて再発明した重要な試みである。
Skira / 176ページ / ハードカバー / 280 x 300 mm / 9788857243610 / 2021年