ジョン・チェンバレンは金属を使った彫刻で知られるアメリカのアーティスト。彼は1940年代半ばにアメリカ海軍に所属し、空母に3年近く乗船。太平洋、地中海、大西洋を旅した経験が彼のスケール感や視点に大きな影響を与えたとされる。また、彼のダイナミックな空間抽象は、彫刻にとどまらず、映画、写真、版画、絵画、レリーフ、仮面など、さまざまな分野に広がっていった。 写真は彼の作品の重要な要素の1つである。1977年、チェンバレンは、もともとパノラマ写真で風景を記録するために開発されたWidelux cameraを使い始めた。彼は、長時間露光に設定し、カメラを空間にパンさせ、ぎくしゃくした動きをすることで、独特の雰囲気を放つ写真作品を完成させた。 Silvana Editoriale / 160ページ / ソフトカバー / 305 x 241 mm / 9788836641307 / 2018年