ドイツ出身のヨヘン・レンペルトは、生物学者としての背景を持ち、1990年代初頭に写真に目を向けた。自然や動物の世界を通して、我々の見る習慣や認識をテーマにした作品を発表してきた。都市や農村、博物館の展示物、科学書などにおける本物や人工的な表現との出会いから始まる、被写体との距離の近さが見てとれる。
本書は、ドイツ・フランクフルト・アム・マインにて開催された展示に合わせて刊行された一冊。本シリーズでは、同じ被写体を撮った2枚の写真、動物2匹、または視覚的に喚起される2つのイメージが並列されている。
Roma Publications / 112ページ / ソフトカバー / 290 x 210 mm / 9789464460148 / 2021年